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生鮮物の細胞は、0℃以下の温度域(氷温域)にさらされると、凍るまいと生体防御反応を働かせます。そのストレスによってアミノ酸やアスパラギン酸、糖が増加し、米のうま味が増幅されます。さらにまろやかさやしっとり感などの物性面での熟成も進みます。 また、氷温になることで呼吸代謝が抑制され、生鮮物の酸化の進行が遅くなり、細胞の活性が保たれることで、3倍から5倍の鮮度保持が可能となります。 |
氷温熟成米は通常米に比べて含水率が高いためにパサつきにくい。米には炊飯時に湯気となって出ていく自由水と、米の中にしみ込む結束水があるが、氷温熟成米は微量に含まれるデンプン質と結束水が多く結びつくため乾燥しにくいと思われる。 |
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温水熟成後の米は通常米に比べ、硬さ、粘着性、粘りの持続性、弾力性とも向上している。電子顕微鏡で細胞を観察すると、アワ状・ジャリ状の構造が多数見られデンプン細胞がしっかりしている。これは粘着性・弾力性に優れ、もちもちした食感の美味しい米に顕著に現れる状態である。 |
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米は氷温熟成することによって旨味・甘みの成分であるアスパラギン酸、アラニン、グルタミン酸等の数値が上がる傾向にある。なかでも糖の一種であるシュクロースが貯蔵中も貯蔵後も少しずつ増加するため、氷温熟成後の米はほんのりとした甘みが特徴のおいしい米になる。 |
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